企画展「荒川桜史」

 「桜」は古来より親しまれ、日本人の暮らしや文化と深いかかわりがあります。本企画展は、江戸時代から人々に愛され、今もなお愛され続けている荒川の「桜」と「桜草」を歴史的な観点から紹介します。
 また、今年10 月に荒川放水路通水100 周年を迎えます。この節目の年にあたり、荒川放水路工事とのかかわりについても紹介します。今年の春は、荒川の桜史に思いを馳せながら「桜」と「桜草」を眺めてみませんか。

<概要>

1. 荒川堤の五色桜

 明治時代、「荒川堤の五色桜」と呼ばれ、人々に親しまれた桜の名所がありました。しかし、荒川放水路の開削や公害、戦争等により、昭和22年頃に桜は姿を消しました。かつての桜の名所の誕生から衰退までの経緯と名所復活を目指した現在の取組について紹介します。

 

2. 荒川と桜草

 江戸時代、江戸近郊の荒川流域に桜草の名所が数多く存在しました。当時の人々は、桜草群落の中に敷物を敷いてお弁当を食べたり、桜草を摘んだりしながら花見を楽しんでいました。花見を楽しむ人々の様子を写真等で紹介するとともに、桜草自生地が衰退した原因と現在行われている保全・再生の取組について紹介します。

 

3. 荒川の桜名所

 荒川流域には春を彩る桜の名所が数多く存在します。ぜひ足を運んでいただきたい桜と桜草の名所を紹介します。

 

4. 人と荒川をつなぐ桜

 古くから荒川と人々をつないできた桜。気候変動等により水害リスクが増大する昨今、 流域のあらゆる関係者が協働して水害を軽減させるため、桜を通じた様々なパートナーシップの構築の可能性とその重要性について解説します。

 

 

 チラシ(PDF)

 


展示解説

展示パネルをもとに荒川堤の五色桜の歴史や桜の名所復活を目指した取組について解説します。参加者には記念品(荒川放水路通水100周記念年缶バッチ)を差し上げます。


開催日時:2024年3月10日(日)

    (1回目)11:30 ~ 12:00

    (2回目)13:00 ~ 13:30
開催場所:荒川知水資料館2F 企画展スペース

解説者:井口 信昭 氏(NPO法人五色桜の会 理事長)

参加費:無料

定員:20名(先着順)

参加方法:申込不要

     開始時間に開催場所へお集まり下さい。